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諸橋 裕子
no journal, ,
日本はエネルギー自給率4%と資源のほとんどを輸入に頼り、主力である石油の大半を中東に依存している。日本は、過去のオイルショックや原油価格の高騰を受け、エネルギー供給を安定化させるため、石油依存度の低減と石油に代わるエネルギーとして原子力や天然ガスなどを導入してきた。現在、日本の電力の約3割を担う原子力発電は、発電に伴う二酸化炭素の排出がなく、地球温暖化対策にも有効な発電システムといえる。もんじゅは発電することができる高速増殖炉としては日本で唯一の原子炉で、発電しながら消費した以上の燃料を作ることが可能である。もんじゅは高速増殖炉技術の実証と実用化に向けた研究開発を行うことを目的に、1994年に初臨界を達成したが、翌年12月にナトリウム漏えい事故を起こし、14年半停止していた。2010年5月より運転を再開し、炉心確認試験を実施している。もんじゅのしくみや役割,今回の性能試験の概要について報告する。